ごぶさたしております。
維新派記録だけでも上げてしまいたいと思いながら、気付けばもう4月。
維新派の皆さんは既に次の公演を終えてしまわれました。
更新できない間に、居場所をまた変えました。
今はお仕事で、ものづくりをさせていただいています。
お仕事に時間を使っていて、自分のブログに使う時間が取れない状態です。
だけれど、書いています。
ここではない場所で、書いています。
このあとの更新がどうなるかお約束できませんが、私は今もものを書いています。
作っていれば、こちら側に立っていれば、あなたと繋がっていられるのだと思っています。
2009/04/20
生存報告
2008/12/31
よいお年を
ここしばらく、ばたばたしていたり体調を崩したりしているうちに大晦日になってしまいました。
書き切れていないことも、やりそびれていることもいろいろありますが、ともかく今年はもうじき終わります。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
2008/12/20
献げ物の羊
無害で無力で無垢ないきものが理由もなく残虐な仕打ちに遭うただただ救いのない悪意に満ちたおはなしをつくりました。
もちろんどなたにもお見せしません。
悪趣味なおこないだと思います。
それでも、書かずにおられませんでした。
架空のいきものが惨く傷つけられる様子を書きながら、なにか、安心感を覚えていました。
私には、無力な生き物が強烈な悪意に晒されてぼろぼろになる物語が必要でした。
架空のいきものの死に救われました。癒されました。
物語をそのように使うのは、正しくない振る舞いのように思えます。
悪意を肯定するなんて、誰かが傷つくことで自分が救われようとするなんて、あってはならないことです。
そこまで考えて思い出します。
世界で最も多くのひとに読まれた書物に書かれた物語は、正しいひとが殺されることで読み手が救われるというものでした。
ひとを救うためにつくられたひと。
殺されるためにつくられたひと。
そのひとが生まれた日。
殺されるために。
クリスマスおめでとうございます！
「耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて」
知ってました？ウサギって寂しくても死なないんですよ！
ああ、そうですね。
え、びっくりしない？ウサギ、寂しくても死なないんだよ？
ええ、死にませんね。
これ知ったとき超驚いたわ。ずっとウサギって寂しいと死んじゃうんだ、かわいそう！なんて儚い生き物なの！って思ってたのに。
「と、驚いておられた方がいました」
「へえ」
「ウサギは別段寂しがる動物ではありませんものね」
「一頭飼いのほうが、かえってストレスが溜まらなくてよいとか」
「自分はウサギより弱いのかと思うと忸怩たる気分になります」
「弱いの？」
「たまに、寂しさをこじらせて死にそうになることがありますよ」
「でも、死なないでしょう」
「うん」
2008/12/14
10月1日
「呼吸機械」ゲネプロ＠さいかち浜
・昼間 通し稽古
・私は、M9とM10についてここではじめて稽古をすることになりました
・毎日稽古に参加していた方から概要をメールで知らされていたのですが、実際に動くのはこの日がはじめて
・さらにM8「足音」にもステップがあると知らされました 初耳
・「無理に踏まなくてもいいけれど、できるなら踏んで」とのこと
・とはいえ、全体が静止しているシーンでひとりだけ動いてしまうとひどく悪目立ちします
・稽古というより、とりあえず役者さんの真似をして終わったような印象です
・この日はじめてやることがいくつかあって、それで夜ははじめてお客様の前での舞台ということで、不安というよりもう諦念に近い心持ちに
・夜 ゲネプロ
・Ｍ1から、立ち止まるときの立ち位置が若干怪しくて不安
・仮装のシーンで小道具に付け髭をいただいたのですが、それがずれてずれて難儀しました
・Ｍ8の、集団でひとりを追い詰めるシーンがひどく恐ろしく感じられました
・ステップを覚えていない、間違えると目立つ、という要因もありますが、それ以上に群衆の心理が恐ろしく
・自分は追い詰められる側でなく、追い詰める側に立っているのに
・実はこの日のことをほとんど覚えていません
・あまり満足のいく出来ではなかったことは覚えているのですが、あとの細かいところは白っぽく霞んでいます
・不安だったのか嬉しかったのか悲しかったのかすらさっぱり
・多分、ただただ必死でした 感情の振れる余裕すらなく
・景色だけが記憶に焼き付いています
・開演前に袖から見た舞台、Ｍ1で寝転んだときの空、照明に浮かび上がるセット
・このあとの本番期間、毎日似たような景色を観ているはずなのですが、日によってそれぞれが違った様子で思い出されます
・どれも、とてもきれいでした
生まれて初めて大きな舞台に立ちました。
日記
集中したいので食事量を減らしてPCに向かっていたら猫が膝の上に乗って眠ってしまったので移動することができなくなりまあそのほうがよいですよねと思って作業を続けていたら異様に手が震え出しましたが羊羹を口に入れることでぴたりと震えが止まりました。
と打った直後に猫が私の右手を延々舐めだしたのでそちらに気を取られてしまい、低血糖の恐ろしさについて書こうとしていたのか他に意図があったものか忘れてしまいました。
ともかく机の上にはまだゼリービンズの入った瓶が置かれていますので当分低血糖で倒れる心配はなく、猫が膝の上にいてくれることで体温も快適な状態を保持することができ、私は現在非常によい環境にあるといえるでしょう。
ただ、今度は猫が私の左袖をざらざらの舌で延々舐めだしたので、おそらくこの服はもう外に着ていけないこ
ここまで打ってまた猫が私の左指を舐めだしたので文章が中断されてしまいました。
どうも、猫に対する批判的文章を書こうとするたびに邪魔されているような気がしてきましたが、そんなわけはありませんし仮にそうであったとしても制限の元でこそ広がる表現の幅というのもありますのでなんら問題はありません。
9月後半
もうすこしまとめて。
9月15日
維新派ワークショップ 第17回+舞台稽古第5回＠米原文化産業会館
・昼は自主練 田辺先生が来てくださいました
・私はひとと比べて短時間でばててしまい、休憩時間には息を乱しながら噛みつくようにペットボトルの水を口に含むのが常でした
・自分の体力のなさに起因する現象であろうと考えていたのですが、田辺先生から「全身に力を入れすぎ」とご指摘を受けました 無闇に必要以上に全力で動くために消耗が激しいのだと
・内省するとその通りでした 衝撃
・運動神経が悪いのでしょうか 頭が悪いのでしょうか
・M6の振り付け 森先生
・全体の流れは把握したものの、この日はまともに通せませんでした
・動きの切り替えが苦手です 要反復
9月18日
維新派ワークショップ 第18回+舞台稽古第6回＋総見＠さいかち浜
・業務のため私は欠席
・台風が来ていました、心配していましたが皆さん無事だったとのこと
・M4の説明とM8の振り付け説明があったようです
9月19日
合同自主練＠滋賀会館
・M1とM6を主に振り返り
・自分ひとりでやっているうちに変な形になってしまっていたものを修正してもらったりしました
・M1の13連、2小節目の顔の向きは手元に、とか
・少し首の向きを変えるだけでも、随分身体の印象が変わります
・自分の定位置からずれてしまった時にはすこしづつ修正しようね、とか
9月20日
維新派ワークショップ 第19回+舞台稽古第7回＠米原文化産業会館
・早めに集まってWS生で自主練 M6とか
・衣装合わせ
・M8
・入り、はけ、立ち位置
・辻本さんからおやつをいただきました ありがとうございます
・のどあめをたくさん
・とてもたくさん
9月23日
維新派ワークショップ 第20回+舞台稽古第8回＠米原文化産業会館
・すでに「ワークショップ」というかたちの開催ではなく、舞台稽古に来られる方は毎日でも参加している状態です だんだん上のカウントに意味がなくなってきました
・M6 ちょっと振り付け変更
・自主練
・コルチャック先生からバミリの指導
・筋トレの話題とか
・録音
9月25日 自主練＠滋賀会館
滋賀会館にて、場所をお借りして稽古。
・参加者は私のみ
・贅沢ですね
・稽古中なぜか聞こえる祭囃子
・今はお祭りの時期でしたっけ
・終了後、滋賀会館をなんとかしたい会議に参加
9月26日 自主練＠滋賀会館
昨日と同様に。
・参加者はやはり私のみ
・ひどく贅沢ですね
・やっぱりなぜか聞こえる祭囃子
・そろそろステップは覚えられてきましたが、窓に映してみると切れがない、なにか甘い感じがぬぐえません
・やっと素地はできたとして、ここから研ぎ込んでいく作業が必要です
・時間がほしいなあ
・基礎体力のなさがやはりこたえます M1を一度通しただけでばてたり、後半がちょっとあやしかったり
9月27日
・維新派ワークショップ 第21回+舞台稽古第9回＋明かり合わせ＠さいかち浜
・さいかち浜に来るのは3回目 舞台がどんどん維新派仕様になっていました
・M1とM3稽古 スカートなので足の運びが違うかな、と衣装をつけてやってみることに
・大きな支障はない感じ
・M1でずぶぬれのひと多数
・本番期間は延々ずぶぬれです 大丈夫かなあ
・明かり合わせ
・衣装、メイクを本番と同様の状態にし、照明の加減を見る作業です
・いなくてもいいのかな、と思いつつ参加
・「衣装をつけてからメイク」と説明されていたのですが、実際にそれをやると白塗りで服が汚れます
・役者の大形さんに「メイクしてから衣装着た方がいいよ」とアドバイスを受けました
・土枝さんにもこぼした白塗りのしみおとしを手伝っていただきました
・いつもすみません
・1回アイライン失敗
・テントの中でのメイクは勝手が違います
・リキッドアイライナーを使うときは、軽くティッシュで押さえて乾きを早くするとよいみたいです
・事前にこれとこれとこれを準備して、これだけやってから移動してメイクして、という流れをつかめたのはよかったです
・舞台に立っていると、松本先生から「花火だよ」と声がかかり、みなさん客席に移動
・わけもわからず客席に移動すると、琵琶湖側にどん、と花火が上がりました
・演出で使う花火の調整です 客席から見せてくださったことを嬉しく思いました
・役者さんも盛り上がっていました きれいでした
・はじめて、照明の入った舞台を客席から観ました
・あそこに自分が立つことを考え、ぞくっとしました
9月28日
・維新派ワークショップ 第22回+舞台稽古第10回＠さいかち浜
・この日から、エキストラ用の楽屋をいただきました
・居場所ができて安心感
・夜、M1からM3のリハ
・ぱらぱらと雨が降っていました
・舞台から空を見上げると、照明に雨の粒がきらきらと光って、とてもきれいで
・電車都合によりM3途中で帰宅
・9月29日から30日までの稽古には参加できず この間に細かい変更がいろいろ入ったM4については、私の出番がなくなることになりました
・残念 コックさんの衣装を気に入っていたのですが
・とはいえ衣装替えがひとつ減るため、白塗りの面積や着替えの手間が大幅に減り、その分を他の方のサポートに回せるようになりました
本番期間を間近に控え、舞台以外のことを考える時間がなくなりつつありました。
11月22日から25日
実質の行動期間は23日早朝から24日深夜。
・上野
フェルメール展
ヴィルヘルム・ハンマースホイ展
オリエント工業
・秋葉原
万世サンド
・横浜
横浜アートトリエンナーレ
滝
