「夏やせした分を取り戻そうと頑張っていたら、おなかがぷにぷにしてきました」
「へえ、3段?」
「有段者みたいに言われても」
「夏やせした分を取り戻そうと頑張っていたら、おなかがぷにぷにしてきました」
「へえ、3段?」
「有段者みたいに言われても」
肉じゃがを作りました。
構成素材はお肉とじゃが芋と玉葱。味付けは砂糖と醤油とみりん。
見た目は普通の肉じゃがです。
なのに味がどうも、私の知っている肉じゃがとは違います。
異様な味というわけではないのですが、むしろおいしくできたのですが。
加熱、素材の比率、手順、諸々の原因を考え合わせたのですが、どうにも原因は判明しておりません。
このような単純な料理でどういう異変が起きうるものか、不思議でなりません。
味は悪くないだけに、失敗なのかどうかもよくわかりません。
夏休みの自主稽古日記。
・16日夜
・ちょっと動いてみようとしました
・1小節か2小節で動きが飛んでしまい、頭を抱えることに
・情報が全く整理できておらず混乱を極めた状態にありました
・何もせず就寝
・17日
・起床直後、動きを思い返すと、なんだか辻褄が合う感じがしました
・シナリオを見ながら、この場所ではどのような動きをするのかを頭の中で組み立てることができるようになっていました
・16日時点ではできなかったことです
・これはいけるのでは、と早速動いてみたのですが、ちゃんと形にはなりませんでした
・足は、手は、というつながりがしっかりしておらず、身体全体の動きになりません
・諦めてごはん
・夏野菜のトマト煮 おいしくできました
・ここのところ着々と料理の腕が上がっていきます
・18日
・あまりに動けないもので、練習するのが怖くなってきました
・できないことを再確認するのが恐ろしい心理
・試してみるも、やっぱり動きがちぐはぐします
・この日は無理せず確実に足踏みのみ、上半身だけなど、ばらばらの練習に留めておきました
・ごはんを作るにあたり、この日は基本に立ち返ろうと肉じゃがを作ってみることに
・得体の知れないものができました
・この類の錬成は久々です
・ふて寝
19日
・15時間ほどぐっすり眠りました
・なにか身体が軽く、やる気が回復
・試しに9連を踏んでみます
・さっくりできました
・前日まで完全にばらばらで、把握もできなかった動きでしたのに
・これはいけるかも、と電子メトロノームを出してきて再挑戦
・リズムに合わせようとするとどうもずれます 要練習
・13連後半が怪しい感じです 要確認
・少しずつでも進歩はしています
・諦めずにおきましょう
・睡眠は大事なようです
・調理時に油断をするのはやめましょう
維新派ワークショップ 第9回@しが県民芸術創造館
・今回は松本先生お休み
・平野先生、田辺先生、特別ゲストのまろ先生に見ていただきました
・田辺先生の指導でストレッチ
・自己流でやるより「伸ばした感じ」があります
・ということは、まだあまり自分でのストレッチが巧くないのでしょう
・このときの練習は結構きついものでしたが、身体を痛めることはありませんでした
・靴について 説明
・黒無地の運動靴が必要とのこと 爪先も紐も真っ黒
・CONVERSEの製品で適したものがあるそうです タグは取る必要あり
・安価なものなら無印良品 1900円で軽いのがあるとのこと
・まず今回の内容
・9連から13連、全身の振り付けをやります
・まろ先生がお手本
・とても格好良く、切れのある動き
・複雑に過ぎて、何をやっておられるのかしっかり把握できませんでした
・正直、無理じゃないかなあと思いました
・やってみました
・ゆっくりと1小節ずつ
・9-11連、とりわけ4小節目で混乱します
・頭でもうまく動きが把握できておらず、当然身体にもついてきません
・12連と13連はまだまし
・とはいえ完璧に出来るわけではないのですが
・13連の1、2小節目はちょっと好きです
・両方の連とも、2小節目と3小節目間の足捌きで混乱しがちに
・全体に、足捌きで惑います
・右が前なのか左が前なのか
・うっかり利き足から出してしまって混乱という事態が多発
・2小節ごとに足を揃え、基本的に右から動きます
・周りを真似るので手一杯
・真似なので一瞬遅れてしまいます
・できた、と思えた回があってもそれを再現できません
・時々頭の中で動きがばらばらになります
・処理する情報量が多く、ぐるぐるしてしまう感じ
・途中で一瞬、動くのが怖くなりました
・また間違えるのじゃないか、と
・間違えるために練習があるのですが
・全体的にどよん、としていると平野先生が随分励ましの声をくださいました
・田辺先生「一晩寝てみると次の日できたりするから」
・まろ先生も、繰り返し繰り返し動きを再現してくださいました
・先生に恵まれています
・できるようにならないとなあ
・本番の曲を聴きました
・7拍子を取れるように、とのこと
・拍子を数えることはできました
・練習よりもかなり早い動きで動くことになるようです
・練習後
・動きを完全に把握した自信がなかったため、つい先生に確認を繰り返し、質問攻めに
・みなさん残って、動きを反復してらっしゃいました
・時間外に練習しようか、という提案もあり
・熱心な方ばかりでありがたいです ひとりだときっともっと大変でした
・この回はこれまでになく不安を抱えて帰ることになりました
・ほんとうに、できるようになるのでしょうか
・できるようになりたいと思いました
・まろ先生の動きがきれいだったのを思い返して、すこしでも近づければと
・憧れる先があることは、すこし支えになります
各種記録を紐解きました。
「西暦の併記がないとつらいなあ、これ江戸時代?」
「そうですね、安政ですから、えっと、150年くらい前でしょうか」
「その頃ってどんな感じの生活でした?」
「え?」
「やっぱり着物を着てたんですか?」
「この頃はそうですね、洋服が普及したのはもうちょっと最近になってからです。あと、大地震とかあった時期ですね」
「ふうん、大変でしたね」
「はあ」
一般常識として、どのような時代であったかを聞かれただけだと思うのですが。
私は一応ひとの子で、それは理解していただいていると思うのですが。
どうも、私が150年前からここにいるのだと思われている気がしてなりません。
職場にて、上司の方と書類の整理をしました。
上司の方のほうが私よりいくらか年長ですが、この部署においては私のほうが先輩です。
助言をしたりされたりしながら作業を進めます。
随分古い書類が出てきました。
「うわあ、これ全部手書きだ」
「こっちは鉄筆です。まだPCが導入される前のものですね」
私が学生の時分には既にPCが普及しており、ワープロでさえほぼ絶滅していたはずです。
手書きの書類というのは古く、珍しくさえ感じるもので。
感心していると、上司の方に聞かれました。
「**さんがここに入った頃は、全部こんな風に書類を作ってたんですか?」
「……え?」
多分、すごく年上だと思われています。
自転車で遠乗りに行きました。
出掛ける前に口にしたごはんは野菜の生春巻のみ。
暑い日だったせいでしょうか、普段ならさしてきつくもない道に時間を取られてしまいました。
ぜいぜいと息を乱しつつ、なんとなく屈辱感。
行き先にて友人と夕食。
お米をたくさん食べてみたら、帰り道は随分楽に走れました。
行きと同じ道だというのに、さして息を切らすこともなく時間を取られることもなくあっさりと自宅まで。
炭水化物の重要性を再認識しました。
誰しもそうであるように、私にもひとに話さないことがいくらかあります。
あまり楽しくない、なるたけ思い出さないようにしている案件がありました。
このまま誰にも話さずに墓場まで持っていくつもりでした。
友人にさらっと見透かされました。
私はそんなにわかりやすいのでしょうか。
それとも友人の眼力が尋常でないのでしょうか。
うれしい、と思ったのは気の迷いでしょうか。
「崖の上のポニョ」について、普段から繊細な文章を書く印象のある方々が声を揃えて「なんだかとても怖かった」「もの凄いものを見た」「ちいさいひとに見せたら泣くのでは」と、宣伝にあるほのぼのした空気とは程遠い感想を述べておられるのがとても気になっています。
ここの文章の切り口などに興味を惹かれます。あと森見登美彦さんの日記が無闇に可愛いです。
月の満ち欠けを気にするようになったのは、それがそのひとと共有可能な数少ないものだったからでした。
遠い国にいるひとでした。
ほとんど、一緒になにかを見ることができませんでした。
天候も時刻も私のいる場所とはずれていて、共有できる情報があまりありませんでした。
だけれど月の満ち欠けは同じなのだと気づき、なんとはなしにそれを時候の挨拶のように使うようになりました。
今夜は月がありません。
今日は細い月が光っています。
こちらはまあるい満月です。
同じ空を見上げるひとのことを思いながら、愚直にこちらの目に映るもののことを報せました。
月がきれいですよ。
そのひとはもういません。
報せる相手を失くした今も、私は日々月を見上げます。
満月の夜はひとりふらり外に出て、口ずさむように誰へともなく呟きます。
月がきれいですよ。
月がきれいですよ。
月がきれいですよ。