京都にいました。
・ドイツ・ポスター 1890--1933(京都国立近代美術館)
・作品にはキャプションがついておらず、手持ちの作品目録と見比べながら鑑賞する形
・作品目録の裏はポスターになっていました 粋です
・額入りとはいえ、壁にずらりとポスターが並んでいる様子は、異国の町並みを見るようで面白く思いました
・ポスターは文字情報の比率が高いため、ドイツ語が読めないことを残念に思いました
・絵を見て、目録から該当作品を探して書かれている内容を理解して再度全体を見て、という手続きを踏んでいるうちに、作品を観察しているのか読解しているのか鑑賞しているのかわからなくなってきて、なにか純粋に楽しめなかった気がします
・私は今回、とりわけ正しくない労力を払っていたような
・もっとさらりと眺めて、目に留まるもののみをしっかり観るようにすればよかったと、今になって思います
・今回一番のお気に入り作品はエルンスト・ドイチュの「メルチェデス・タイプライター」
・女性が実に色っぽい、かわいらしい顔をしていました
・骨董店
・店名を失念しました ガラス器を多く取り扱っているお店
・白地に侍の絵を書いた、西洋風のティーセットを見つけました
・絵柄は和風、装飾に金をふんだんに使っていて、島津の家紋が入っているというもの
・薩摩焼で、海外への輸出用に作られたものだそうです
・三月書房
・ここの品揃えはいつも素敵なので危険です 心の中できゃあきゃあ言わざるを得ません
・しかも覗くたびに新しい出会いがあります
・今回はアトリエサードのトーキングヘッズ叢書が気になりました
・私はつくづく少女に弱いです
・masaya midori exhibition the beautitudes vol.2(Halo Galo)
・二条柳馬場のカフェに併設されたギャラリースペース 偶然立ち寄りました
・階段を上がっていくと、1階に通じる吹き抜けを見下ろせるロフトのような狭い空間にウエディングドレスがぎっしり、という趣向
・かつて確実にこの衣装の内にいた、幸せな女性たちの記憶
・場所の性質と不思議に合ったインスタレーションでした
・作品ファイルを見たところ、他には豚皮などを素材としてよく使う作家さんのようです
・出産、結婚など、女性性に繋がるテーマが多いような印象
・20代半ばという年齢故に感じること、考えることがそのまま作品作りに繋がっているような
・今後の作品が気になります
・堀川三条〜西大路三条
・商店街を発見
・若者たちがわらわらと何かの撮影をしていました
・どうも人物をCG合成して、画面の中ではお侍さんがちゃんばらをしている画像にしている様子
・何を撮っていたのでしょう、気になります 聞けばよかった
・服屋さんを眺めてあれこれ試着していたら、店主さんに「3着とも買ってくれるなら、1000円でいいよ」と、破格の値引きをしてもらえました
・シーズンオフの割引と開店セールだそうです
・開店してまだ2週間のお店だそうです 宣伝を頼まれましたのでここに一筆 お近くをお立ち寄りの際は覗いてみては
・宣伝を頼まれたのに店名を聞いていませんでした
・なんだかんだで結局岡崎公園から西院まで歩いてしまいました
・なかもと真生 家屋展示 "Black Box"
・ダイレクトメールをいただきました
・7センチほどの正方形をした段ボールにプラスチックの薄板と印刷した紙をざっと接着剤で貼り付けた、荒っぽい印象のお手紙
・この方の作品はどれも、緻密な作業とは程遠い、素材のなまなましさが残るものばかりのように思います
・そこに却って繊細さを感じます
・私は本来精巧な細工品のような作品のほうが好きで、こういうのは好みではないはずなのですが、なぜか気にかかります
・会場が住宅街でした とても入り組んだ場所
・移動中「実は来て欲しくないのかなあ」とさえ思いました
・地図はわかりやすかったのですが、暗い時刻に知らない住宅街を歩くことには何かおそろしさを覚えます
・普通の家に見えるドアを開けたら、普通に作者さんが2階から降りてきました
・知り合いの家を訪ねたような錯覚に陥り、ちょっとどぎまぎ
・2階に上がると、工場や戦闘機のモノクロ写真で床も天井も壁も埋め尽くされており、床にはガラスが一面に散りばめられていました
・切抜きを画鋲で止めてある形
・踏むとぱきぱきと音を立ててガラスが砕けます
・照明は白熱灯の裸電球 狭い部屋
・ひどく圧迫感のある空間で、この部屋にずっとひとりでいるのは新しい拷問のようだと思いました 作者さんの健康がすこし心配になりました
・そこに知らない方と一緒にいるというのも、ひとみしりの私にとってはやや息苦しい体験でした
・とはいえ、その息苦しさも作品の一部、得がたい体験とも思えました
・ある程度時間が経つと息苦しさが反転して妙な居心地の良さ、離れがたさを感じたりもしました 不思議です
・作者さんとすこしお話させていただきました
・前回の水没教室もそうでしたが、ありふれた素材、あるいは既にそこにあるものを用いてこれまでにない体験を引き起こす、ということに長けている方のように思います
・すごい、のですが、なにか手放しで褒めるのが悔しいような、ちょっと留保を置きたくなるような、変な感覚を覚えます なぜなのでしょう
・なんにせよ、この方の作品は次が楽しみです 応援したい作家さんです
・a.t.o.m.(KYOTO Club Bar BILLY)
・ロック系のクラブイベント あまり縁のない場所です
・がちゃがちゃ騒がしい場所を覚悟していたのですが、民族音楽っぽいのも流れていて意外とのんびりできました
・照明が不思議で、ついついぼうっと眺めてしまいました
・DJさんが交代してからは一転して大きな音、目がちかちかする照明に代わり、知人と話をするのがつらい状態でしたので、別の場所に
・DJさんによって音楽の流し方、盛り上げ方などが違うのだそうです
・クラブなんて私には合わない場所だとばかり思っていましたが、音楽の質によっては意外と楽しめるのだなあと思いました
終電で帰宅。