鍵盤の筆跡

ネットには記録されていないことのほうが多いのです

「5年前、10年前にネットで語られていたこと」を調べるのは結構困難です。

　・個人が開いていたサイトの多くは精々数年で閉鎖されてしまう
　・残っていても、それが何年に記述されたものなのかがわからないことが多い（ブログが普及しだしてからはまた別なのですが、ここ数年の情報に留まってしまいます）

　Googleでインデックスされた日付を調べるこんなサイトもありますが、あまり使い勝手のよいものではないという印象を受けました。

　ついでに言うと10年前、1996年にはそもそもGoogleがありません。
　（1998年設立、2000年に日本語サービス開始）
　さらに15年前、1991年はようやくWorld-Wide Web (WWW) がリリースされたばかりの年でした。文字以外の情報を扱えるブラウザ「Mozaic」が開発されたのが1993年、日本の一般家庭に今のようにネットに接続できる環境が浸透するのはさらにあと。
　ということは、今ネットで日本語の情報を検索して見つかるものはどんなに古くても15年以上前に掲載されたものではないだろう、という推測が成り立ちます。

　・ネットの情報は、時系列に添ってものごとを調べるには不向き
　・15年以上前に製作されたサイトはほとんどみつからない

　ネットを検索してみつかるのは、たかだか10年ちょっとの間に製作されたものたちに過ぎません。
　それを忘れてネットの広大さに魅了され、ここから全ての情報に触れることができるかのように錯覚してしまうべきではないでしょう。
　なにかを記述する方法は無数にあり、記録されたものはほかの場所にも沢山あるのですから。

そんなばかな

　出典はここ。出会い系サイトの広告ページのようです。
　女の子とはとても不可解な生き物なのだということを理解しました。

　他のページもファンタジックで素敵です。
　おすすめはしません。

うろおぼえ

そのひとを心配してくれる誰かがいる限り、嗜癖は治らない。

自意識の問題

@nifty：デイリーポータルZ：化粧品売り場が苦手な人いませんか

　なんだか根の深そうな問題を抱えておられるなあ、と思いました。
　容姿に関しては多少の屈折を抱えているくらいのほうが、美を追求する動機付けに繋がるようにも思うのですが。

無気力ファイター

さよならテリー・ザ・キッド―無気力ファイター・真琴―

　日刊真琴コール！

　桜庭一樹の小説のようだと思いました。
　気になる選手です。

（ここで知りました）
　

十月九日

おでかけしました。
　快晴。

・滋賀会館
　・映画ホールにヨコハマメリーの写真、雑誌記事の展示あり。
　・『ヨコハマメリー』はよい映画でした。
　・古びたコンクリートの建物、何に使われているのかよく解らない部屋がたくさん、県関連の何かなのだろうけれどよくわからない課や事務所の看板があちこちに。建物は随分古そうなのに、お手洗いはきれいで喫煙所のソファはふかふか。
　・殆ど無人の建物の中、携帯電話で話しているひとに出くわしました。「意識不明」「心停止」「処置」などの単語が聞き取れました。

・Refined Colors
　・とてもよかったです。
　・あらためてきちんと感想を記録したいところ。
　・ですが、言葉以外のものがこんなに豊かな表現力を持つのだ、ということを思い知らされたあとに、文章で一体何を記せるというのでしょうか。
　・光、視覚と聴覚と空気の動き。
　・のびのびと動くひとの身体は綺麗なもので、綺麗なものを見るのは気持ちのいいことです。
　・言語を利用せずにこれだけ多くのことを表現できるとは思っていませんでした。
　・視線や皮膚のちょっとした接触が雄弁に意思を語ることがある、ということは日常のうちにとてもよく知っていたはずなのですが。

・自転車屋さん
　・2万円〜3万円くらいの。
　・試乗してみました。今乗っている一般的な自転車、いわゆるママチャリに比べると、ペダルの感触やひと漕ぎでの進み具合が随分違うと感じます。
　・アルミのほうが錆びにくいし軽いらしいです。
　・スカートで乗るには不向きそう。移動の道具としては、今の自転車のほうが自分の生活には適している様子。
　・だけれど走るための自転車に惹かれています。
　・よくない兆候です。

・洋服屋さん
　・今シーズンの流行を視察。昔流行していた形がまた出ています。流行は螺旋状に流れるものらしく。
　・何年か前に探していた形の服がごろごろ見つかります。
　・でももうそれらは今欲しいものではないので、大変残念な思い。
　・早すぎるのか遅すぎるのかはともかく、自分の中の流行と世間の流行は噛み合っていないと、ひしひし感じます。

・月
　・帰り道、金色の大きな月を見ました。
　・上部がすこし欠けていて、湖に映る光がとても綺麗で。

十月八日

昨日のおでかけ。
　夕刻より思い立ち、自転車にて近辺のお店へ。
　かねてより気になっていたボトム購入。ゴブラン風の切り替えが入っていて、面白いデザイン。
　セールを覗いてカードケースと時計を購入。赤の革。時計は小さな懐中時計風、黒地に植物画風の白い薔薇の絵。価格に違わず安っぽく、そこが愛らしい。
　他にも可愛らしいデザインの時計がいくつか。蒐集したくなる気持ちを抑えます。

　書店にて新刊のチェック。
　最近新しい本を読むことがあまりありません。特に不都合もありません。
　書物の発刊数と情報処理の速度と記憶容量が添わなくなりつつある様子。
　疾うに読了した本の数が記憶可能な数を超えていると感じます。
　脳を増設できればよいものを。

　帰路、自転車屋さんを発見。立ち寄っておはなしを伺いました。
　競技用の自転車を扱うお店なので、これまで乗っていたものとは随分違う世界。
　五万円くらいのものから、十万円以上するものまで。価格と乗り心地は比例するとのこと。
　安価なものを買ってしまうと、あとから本格的に乗ろうとするときに部品の交換等が効かず不自由する可能性があるとのこと。
　ドロップハンドルを勧められました。

　移動手段が欲しいと思うし、自分はどこにも行くべきではないのだとも思います。

　帰宅後、時計を時差に合わせて調整。

設置してみました

文章になりそこねたものたちを記録する場所が必要だと感じましたので、設置。