2月から、スポーツクラブに通い始めました。
存外に楽しく、ほぼ毎日、ヨガに水泳にと通い詰めるようになりました。
身体を意識するようになり、漫然と食べていた食事量を減らし、身体に必要なものだけを摂るようになりました。
そうして6月現在。
体重は5キロ以上減り、冬の頃ついていた脂肪はさっぱりとなくなりました。
かわりに筋肉がつき、おなかに腹筋の線がくっきりと見えるようになりました。
インストラクターの方が驚くほどに、するすると身体が変わっていきました。
維新派の舞台に出ていたときと同じか、それ以上に引き締まった状態です。
外見以外に、柔軟性の向上、体幹がしっかりしたことで動きが安定する(ヒールの高い靴を履くのが苦にならない、姿勢がよくなる、など)の効用が出てきています。
また、ヨガをはじめて、気持ちも安定してきています。
あるがままを受け容れること、いまここにいることに感謝し、それを楽しむことを教えていただきました。
ここまで来るのが、ほとんど苦ではありませんでした。
ただ、身体を動かすことで見えてくる景色を楽しんでいるうちに、自然と鍛えられていました。
食べ物にしても、栄養素を考え、身体が欲しがっているものを選んで調理し、以前よりかえっておいしいものを味わうことができているような日々でした。
私はどうやら、ここにいるのに向いているらしいと気付きます。
かつて、ものづくりをするひとたちに憧れました。
あのひとたちのようになりたくて、憧れて憧れて、だけれど才覚もなく努力もできず、ずいぶんと悲しみました。
凄まじいばかりのエネルギーで作品作りに没頭しているひとたちはまぶしく見えて、あのようになれない自分には、価値がないように思えました。
今、ジャンルこそ違えど、自分にも没頭できることがあったのだということに気づき、なにか救われたような気がしています。
あのひとたちのようになりたかったけれど、なれないことをもう知っています。
あのひとたちとは違うかたちで、自分に向いたことを伸ばしていくよりないのだと思います。
私はきっと、それを楽しむことができると思います。