稽古記録はあとでまとめて上げます。
いよいよ「呼吸機械」の本番が迫ってきました。
観にいらっしゃる方は防寒の支度をしっかりなさってください。
以前衣装に関する風評のおはなしをしましたが、私に関しては色っぽい衣装はありません。期待なさいませんよう。
代わりにとても可愛らしい、雰囲気のある衣装をいただきました。うれしい。
とはいえあくまで衣装よりも、動きで魅せていきたい所存です。
でも衣装は衣装、小道具は小道具で全てスタッフさんの力作ですので、やっぱり全部見てください。
今は仕上げの段階ですし、内容について多くを触れるのも避けますが、確実にあの場所でしか観られないものができあがりつつあります。
夜の湖、冷たい空気、まぶしいひかり。
湖という、「どこにも行けない閉じた海」の上で繰り広げられる旅のおはなし。
ひとつの正解を置くのではなく、観客それぞれが自分で目の前にあるものを読み解いていく、そういう余地を残した舞台になっています。
ですのであそこにあるのは、あなたにしか観られない物語です。
あなたの目にそれがどう映るのか、それを知る術はありませんが。
私は舞台の上で水に触れながら、同じひかりの中にいます。
あのひかりを。