KYOTO ART MAPを巡ってきました。
・ギャラリーギャラリー以外の全部と、KYOTO ART MAP以外にも目に付いた画廊をいくつか回ってきました
・ひとつ残してしまったのは、昼過ぎからのんびり見ていたら閉廊時間になってしまったためです
・画廊によって開いている時間が異なります、計画的に見て回ることをお勧めします
・とはいえさほど広い区間でやっているわけでもないので、巧く回れば数時間で見て回れる規模です 私の場合は寄り道と予定外の場所でひとと話し込んだのが響きました
・楽しかったので結果としてはこれでよいです 見逃した分はまた行きます
・できれば全ての会場を回ることをお勧めします
・様々な展示があり、中には好みに合うものもそうでないものもあるでしょうが、地図を片手にこれまで行ったことのない画廊を発掘できる楽しみは得難いものです
・以前一回行ったきりになっていた画廊を再発見したりもしました
・展示会場で別の画廊のフライヤーを見かけて、さらに足を伸ばしてみたり
・時間と体力が許すようであれば徒歩や自転車で回ると、発見も多いかと
・多くの画廊がフライヤーを切らしていました
・美術大学の授業で学生団体が見学に訪れ、配布物を根こそぎ持っていってしまったのだそうです
・家でフライヤーを見返したり、よかった展示をひとに紹介したりするのも楽しみの一つなので、ちょっと残念
・大学で指導にあたっておられる方には対応をご一考願いたいところです
・授業として回ること自体はとても勉強になるだろうな、とも思います
・15ほどの展覧会全ての感想をまとめているとまた「あとで書きます」になってしまうので、特に印象に残った物だけを
・KYOTO ART MAP参加作品は*印で示します
*アートスペース虹 「國府 理展」
・ひっくり返された車にきれいな植物が植えられていて、時折天井から霧のように水が撒かれます
・インパクトが大きく、かつきれいでした
・ファイルによれば、乗りものをモチーフにした作品を多く作られる作家さんのようです 好ましく思いました
・アートスペース飄 「Private scale 3人の個展×1つの企画展 河合洋典」
・洋画3点?と小さな立体物ひとつ
・目を見張るような巧みさや度肝を抜かれる斬新さは感じませんでした
・ですがひとつ「白の空間」だったか、そういうタイトルで、縦長のタイルで埋め尽くされた色味のない空間を描いた作品があり、強い既視感を覚えました
・なにかを考えているとき、自分の内側を見ているとき、視界に映る世界はこんな色をしています
・とても個人的な体験、自分以外に知るはずがないと思っていた感覚を他者に描き出された衝撃
・そういう感想を抱くのが私ひとりであったとしても、それを呼び起こしたというだけであの絵はちからのあるものであったと思います
・なにかを作るときにはいつも、「これは私のために作られたものだ」「ここにあるのは私の考えたこと、私の見たものだ」と思われるようなものを作りたいと思っています
・たとえ他の誰にも興味を示されなくても、世界のなかでたったひとりにそういう感情をひきおこすことができれば、それだけでその製作は成功なのだと思います
・ヴォイスギャラリー pfs 「中塚智「あきらかなるもの〜眼の組み立て〜」インスタレーション」
・鏡に白文字で書かれた文章、片目にカメラのレンズを埋め込まれた(盗撮のような)石膏の鹿、その目に映るものを絵画の一部に合成して表示する液晶モニタ、高い位置には丸いガラスが嵌め込まれた棚が吊ってあり、見上げればガラスに描かれた青空。
・「眼」を意識させられる展示でした
・透明感ある空間になっていました
*立体ギャラリー射手座 「少年少女科学クラブ〜闇よりおのずからほとばしる光〜」
・入り口に「この作品は1万ボルトの電気を使用しています、ペースメーカー等をご利用の方は入らないでください」というような内容の注意書き
・中は暗くて奥の壁にうっすらと白熱灯のような照明で照らし出される4つの木箱、それぞれに2本ずつの金属棒が立っていて、ランダムに棒の間をじじ、と音を立てて電流が昇っていき、消えます
・役に立つか立たないかでいえば、全く役に立たない機械
・もろに自分の弱点をつかれました こういうのが大好きです
・「少年少女科学クラブ」という名前からもう大好きなのです
・ギャラリーの方のおはなしによれば、他にも「科学」「理科室」という感じの作品を作っておられる集団とのこと
・もっと早く知りたかった、もっとこの方々の作品を見たいと身悶えしました
発見の多い一日でした。
京都はあなどれません。