昨日の朝、池に氷が張っているのを見ました。 つやつやした表面をきれいだと思い、手袋を外して氷の表面を撫で、つるつるとした感触を楽しみ、力を込めて強度を確かめ、硬い塊の下にある水の揺らぎを掌に感じ、ぱきりと氷を割って水に指を浸し、つめたい、と呟いた声が思いの外楽しげに響いて気づきました。 もしかしたら私はあまり頭がよくないのかもしれません。 少なくとも今の振る舞いは微塵も聡明さを漂わせていません。 大きな氷にはひとを狂わせるなにかがあると思います。
楽しげなほうに流れる性質です。