精神を患いました。
やりたいことがありません、欲しいものがありません、何をしても何を見ても楽しいと思えません、ものを食べることができません。
ここにあることがつらくて仕方ありません。
自死を実行する気力すらありません。
今自分は普通の状態にありません。
だから、今しか書けないことがあるはずなのです。
色の褪せた視界、砂のような食事、身体を解かれていく幻覚。
時折思い浮かべるきれいなもののこと。
そういうもののことを書き記しておかねばならないのです。
それさえできないなら、あなたの娯楽にさえなれないなら、ほんとうに存在の意味がありません。