定期的に自分はどうやっても世界の全てを知ることができないのだという事実に絶望します。
行きたい場所の影を見ることがあります。
もっと能力があれば、知識があれば時間があれば私はきっとそこに辿り着けるはずなのです。
だけれどそこに行くにはなにもかもが圧倒的に足りないのです。
ただの一瞬で構いません。
あそこに行けるのなら、そこにあるものに触れることができるなら、私はもうそこで生きるのをやめても構わないのです。
きっとそのためにそのためだけに私はここにあるのに、なのに、どう考えてもどうしても私が生きているうちにそこに届くことは叶わないのです。
なんてひどいこと。
だけれどいつかきっと誰かがそこに辿り着くのでしょう。
それを期待して思考の軌跡を記録します。
同じ場所を通ってもっと遠くを見ることができるひとが現れてくれますように。
ああ、もっと速く、もっと遠くに。
どうしても届かないのだとしても。
どこにも辿り着けないとしても。
すこしでも、近づくことができますように。
2007/03/28
どうしても届かない
2007/03/27
ひとつでも多くを知るために
・既に誰かが考えたこと、記録したことは、その全てを記憶する必要はありません
・自分がどのような情報を摂取したか、それはどこにあるものなのかを記憶しておくことは必要です
・必要に応じてそれを引き出すために
・覚えておくべき要点を抜き出し、圧縮して記憶しておきます
・それが技術に関する情報ならば、咀嚼し自分のものにしておきます
同じ場所に居続けることさえ困難な
あなたの知っていることはすべて5年以内に陳腐化する（Fine Software Writings）
どこか別な場所に行こうと思ったら、2倍速く走らなければならないのだ。（ここで知りました）
ソフトウェア開発に関するお話です。
ほかの作業をするときにも気に留めておくべきことがらのように思えます。
考えごとの流れで引っかかった記事なので、分類はこちらへ。
かつてここにいたひとより遠くへ
ネットを介して多くの情報に触れることができるようになりました。
用途に応じて必要な情報を調べるのが容易なことになったので、多くを記憶する必要がなくなりました。
きっとこれらの機械がない時代のひとと私の頭の使い方は違うと思います。
自分の中に蓄積されているものはとても少ない、と思います。
あるのは知識ではなく、情報を読むための方策ばかり。
浅薄に過ぎるとも思えます、身軽になったとも思えます。
覚えることをやめたぶん、より遠くに行けるようにならねばならないのでしょう。
通り過ぎた道筋を忘れてしまわないよう、記録に努めねばならないのでしょう。
私はそれを見つけられない
辿り着くための間接的な手段が無い情報は事実上存在しないのと同じことになってしまいます50万冊捨てたわけ（bookscanner記）
整理されていない情報の山とはどのようなものであるかということ。
ネットの時間を削れないひとは、情報収集の効率化なんて考えるべきではない。（シナトラ千代子）
効率よく情報を集めて満足してそれだけでよいのですか、という問題。
どれだけの情報に触れることができるかはとても大事なことです。
どうやってそれを見つけるかもとても大事なことです。
見つけることができない情報があるというのはとてもとても残念なことです。
得たものを常に使える状態にしておくことはとても大事なことです。
活用されない情報に意味はありません。
知ることは手段であって目的ではありません。
知識を蓄えて基礎を作らなければ至ることができない思考があります。
知るべきことは膨大に過ぎて、自分の能力では基礎を形成することすら叶わぬうちに寿命が尽きてしまうように思えます。
現代にあるものは先人の蓄積の上になにかひとつでも新しいものを重ねる義務があるのでしょうに、これまでに作られたものの全てを読み解くことさえできていない自分の不甲斐なさ。
残念なことは多々ありますが、ただ嘆くことに意味はありません。
私がやるべき最良のことは何でしょうか。
自分の中の「あとで考える箱」に入れておきます。
2007/03/26
1分アニメ
アニ＊クリ15（公式サイト、音が出ます）
・15組のアニメクリエーターが、それぞれ1分アニメを制作
・5人×3組、各組4か月づつ計１年間放送
・NHKにて、5/7から
製作陣の豪華さもさることながら、1分という長さに惹かれます。
言葉は短いほど完璧に近づきやすくなるような気がするのです。
2007/03/23
青いバラ
上野の国立科学博物館にて。
「特別展 -花 FLOWER - 〜太古の花から青いバラまで〜」（〜6月17日）
花は空の光で見るほうが好きなのですが、青いバラは気になります。
思い出すこと、もしくはあなたが何かを思いついてくださることを期待して
歯に汚れがつくのが嫌だからと、飲み物はミネラルウォーターしか口にしない、そういう子で、わたしはそれを知り、彼女をとても女らしい、美しい人だと思った。そのことをよく覚えている。そこについていたトラックバック：女性の脳内って
風俗産業従事者のお客に対するまなざしにこそ差別解消のヒントが含まれてる……ような気がする
これらを読んで何か考えたのですが、それが何であったか思い出せません。
