職場にて、上司の方と書類の整理をしました。
上司の方のほうが私よりいくらか年長ですが、この部署においては私のほうが先輩です。
助言をしたりされたりしながら作業を進めます。
随分古い書類が出てきました。
「うわあ、これ全部手書きだ」
「こっちは鉄筆です。まだPCが導入される前のものですね」
私が学生の時分には既にPCが普及しており、ワープロでさえほぼ絶滅していたはずです。
手書きの書類というのは古く、珍しくさえ感じるもので。
感心していると、上司の方に聞かれました。
「**さんがここに入った頃は、全部こんな風に書類を作ってたんですか?」
「……え?」
多分、すごく年上だと思われています。