「間宮兄弟」(森田芳光監督)を観ました。
ともかく兄弟が素敵で、ついにこにこしながら観てしまいました。
部屋といい振る舞いといい会話といい、なにもかもが楽しそう。本読みであれば室内の本棚の背表紙を眺めて、その包容力にうっとりしてしまうは必定。棚の大きさに比して圧迫感のない並びがとてもよいのです。兄役の佐々木蔵之介さんがとても良い顔で笑っておられたのが印象的でした。
日々を正しく楽しく過ごせる方達は、それだけで魅力的です。
ただ、ひとりで楽しく過ごす方法を知ってしまっている方と一緒にいると、なんだか自分が不要な存在のようで寂しくなるのも本当なので難しい所です。
とはいえもちろん他者を自分の寂しさを埋めるために使うべきではありません。
自分自身もひとりで楽しく過ごす方法を見つけて、自足した状態で他者と接することができればそれがいちばんよいことなのでしょう。
余談。
観ている最中、妹がクッキーを焼いたからと部屋まで差し入れに来てくれました。
絞り出しのココアクッキーと、キャラメルソース掛けのころんと丸いプレーンクッキー。
おいしかったです。
兄弟も素敵ですけれど、妹もよいものだと思いました。
もちろんただの惚気です。