維新派ワークショップ 第1回
・事前に
・運動が苦手で、体育の時間には「どうしてこんなことができないのか」と、叱られるよりも呆れられるような様子でした。右手を下げようとして左手を跳ね上げてしまうくらい、意思と身体が繋がっていません。舞台に立つ前はいつでもひどく憂鬱で、壇上では身が震えました。自分の意思で学ぶことを選べる年代になってからは、可能な限り身体を使う競技から遠ざかり、舞台に立つような習い事もお仕事も避けてきました。ひとの視線が怖いです。
なのにどうして、私はここにいるのでしょう。
・会場
・滋賀会館大ホール
・以前「旅の道連れ」を鑑賞した、大きなホールの舞台上
・ここを本来のホールとして使っているのを、いちどしか見たことがありません
・主宰 松本雄吉先生よりざっくりした説明
・今後のスケジュールなど
・DVDにて、維新派の過去作品のダイジェストを鑑賞
・これをやるのだ、と思いながら見ると、足運びや動きの複雑さに焦ります
・正確な動きというのはほんとうに苦手です
・自己紹介
・舞台経験者、あるいは運動の心得のある方が結構おられます
・私のように完全に未経験というのは少ないようです
・自己紹介は苦手です
・人前でひとことふたこと喋るのも緊張するありさま 色々なことが心配に
・ノートを持ってきて、毎回自分の身体の状態をメモしておくようにと指示をいただく
・この時点ではひどく緊張していて、自分の身体の深い部分がわからない状態
・ストレッチ
・ちょっとひとつひとつの動作のペースが速い印象
・余所で習ったことですが、呼吸は鼻から吸って口から吐きます
・吸いながら起き上がり吐きながら身体を倒し、ゆるめながらのばしていく感じ
・まっすぐ立つ
・数人で組になり、ひとりが立つのを観察 重心の位置やずれ、歪みを補正し、まっすぐな状態に近づけてみる
・私は普通に「まっすぐ」を意識して立つと重心が若干後ろ、左方向に行く傾向があります
・腰が前方に出て、左肩がすこし下がるそうです
・腰、おなかを後ろに引いて、ほんのわずかに重心を右に置くとまっすぐに近づきます
・床を見て、足の間中央より1センチほど右の点に重さを落としてみる感じ
・「背骨より前の線に重心を置く」
・「後ろに重心がある状態で前方に動こうとすると動きにくい、(自由に動くには)常にフラットに重心を取る必要がある」
・目をつむってその場で足踏み
・足の間にペンを置き、30秒間その場で足踏み
・テープなどで印をつけてもよい
・私の場合、足踏みをして目をあけると完全に身体が右を向いてしまっていました
・重心が右に傾いている、旋回する癖がついている
・普段からその癖を意識し、調整していくようにとの指示
・「まっすぐ立つ」ときは重心が左寄りでしたが 動くときと立つときの意識の置き方は異なる様子
・家で練習
・その場で足踏みをする、という動作が身体に入っていなかったので、まず目をあけて足踏み
・慣れたら目を閉じて、目をあけていたときと同じ動きを心がけてみる
・相当左に傾けたつもりでも、やはり右を向いてしまいます
・前後にもふらつく傾向があります
・自分の認識と実際に動く身体の様子が随分異なるのに驚きました
・この差異を埋めて、意思の通りに身体を動かせるようになりたいと思いました
・そうしたくてここに来たのかもしれません